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人の話を聴くことはコミュニケーションの基本。
特にコーチングでは、相手主体で展開されるので、
聴くことからはじまるコミュニケーションといえます。
そのスキルのほとんどが「聴く」ことをベースとしています。
黙って最後まで人の話を聴く。
これがなかなか難しい。
聴いていると、つい話したくなる。
自分の知っている話題や、得意分野、経験したことだと
「それ知ってる!」と
ムズムズと話したい気持ちがわき起こり、
相手が話し終っていないのに、話したくてたまらなくなりませんか?
そう、
聴き手のはずが話し手にまわりたくなってしまう。
なぜ、話したいのでしょう?
それは・・・・
聴いてほしいから、ですよね。
なぜ、聴いてほしいのでしょう?
・・・・そのことについて情報を持っていることを
相手に示したい、役に立ちたい、
相手を説得したいと思っているかもしれません。
もっと言うと・・・自分を優位に見せたい気持ちもあるかも。
話を聴いてもらいたい人同士の会話を想像してみましょう。
どちらもお互いの話をしっかり聴いていない。
聞きながら、自分は何を話そうか、と考えています。
聴く気になっていない人にいくら話しても
相手には届きません。
これでは不毛な会話です。
自分の話を聴いてもらいたいのであれば、
話を受け入れる準備をしてもらいましょう。
それは、こんなことばを言うだけ。
「言ってもいい?」
「聴いていて、思いついたんだけれど言っていいですか?」
話し手から聴き手にまわってもらうお願いです。
ほとんどの場合、相手は「どうぞ」という許可を出してくれます。
話すのはそれから。
いきなり話すのではなく、これから自分が話をする許可を得る。
すると、相手は話し手から聴き手にチャンネルを切り替えてくれます。
一瞬間ができるかもしれません。
それは、役割交替の準備時間です。
せっかく伝えたいことばがあるなら、
自分の話したいときに話したいようにいきなりはじめるのではなく
受け取ってもらえる状態を創ってから伝えましょう。
あわてないで、
許可取りのひと手間をかけてみませんか?
あなたのことばの価値は断然高まります。
★今日のCoaching Question★
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Q.話す許可をとっていますか?
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行動した感想・気づきをコメントでお寄せください。
お声をいただけたら嬉しいです♪
追伸:
まだ話終わっていないのに、途中で意見されたり説得されたら、
あなたは、どんな気持ちになりますか?
私は、素直な気持ちで受け取れないこともままあります。
話す意欲がダウンして、黙ってしまうかもしれません。
相手の切り返し方によっては、
「話すんじゃなかった」と不快な気持ちになることもある。
おそらく、よかれと思って話してくれているはずなのに、
ちっとも有難く感じない。
これはとても残念な時間です。
会社員だったころ、よく意見を求めてくる上司がいました。
質問をされるので、答えると
いつもくつがえされて自分の意見を言われる。
結局、私の意見などどうでもよくて
自分の話を聴いてほしいだけなんだ、とわかりました。
「話し手」のシートに座らせるふりをして、
じつは「聴き手」の席しか空いていない。
「話し手」席はその上司の予約席だから。
そんな感じでした。
私の時間を奪われていたように思います。
話を聴くほかにやることがいっぱいあったから(^_^;)
これでは、話すことで関係性が深まるどころか、
不信感と嫌悪感を育ててしまっています。
コミュニケーションは、聴き手になることから。
相手に話し手の席にちゃんと安心して座ってもらうことから。
私も心して、話を聴いていきます!
大事なのは「行動する」こと。
実践するとどんないいことがある?
それは・・・
した人だけにやってくるご褒美♪
一つの行動が次のステージへの扉につながります(^^)
どうぞ良い一日を(^^)/
コメント・感想、なんなりと♪
いただいたメールには、必ずお返事いたします。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
では、また♪
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