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  • 「学びほぐし」という言葉、ご存じですか?

     

    英語で「アーラニング」。

     

    「これまでの学習によって得た知識や価値観を
    意識的にいったん棄却し、新たに学習し直すこと」
    です。

     

    哲学者の鶴見俊輔先生が
    ハーバード大学の学生だったとき
    ニューヨークで出会ったヘレン・ケラーとの
    会話で耳に留まったことばなんだそうです。

     

    「私は大学でたくさんのことを学んだが、
    そのあとたくさん、学びほぐさなければならなかった」

     

    ここで使われた“アンラーン”から鶴見先生は

     

    「型通りにセーターを編み、
    ほどいて元の毛糸に戻して
    自分の体に合わせて編みなおす
    という情景が想像された」
    と、残されています。

     

    ほどいた毛糸を使って、
    自分に合わせて編み直す。

     

     

    「学びほぐし」は
    身に着いた知識や情報を
    いったん取り出して
    今に合わせて再び自分の中に入れていく作業です。

     

    いったん形になったものをほどくのは
    少々勇気がいるかもしれないし、
    長い間編まれていたなら
    ほどいても糸はまっすぐにはなりにくい。
    クセを伸ばしながら
    編み直し、
    今の自分の体形に合わせて作っていく。

     

     

    自分の中に沁み込んだ思い込みを正すのは
    そう簡単ではないですね。

     

    他に可能性はないだろうか?
    新たな真実がないだろうか?

     

    探求心と素直さがあれば、
    変化激しい今を生きていくことが
    楽しいかもしれません。

     

    時代に流されず、
    時代に乗っていくこと。

     

    「これまで」を活かし、
    「これから」を創る「学びほぐし」
    必須だと思います。

     

    ★今日のCoaching Question★

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    Q.学びほぐしをしていますか?

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    ピエナコーチングプロジェクト 代表 矢野紗基
    エグゼクティブライフコーチ
    (国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ)

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    2022/11/13 | Posted in
  • 誰かの役に立ちたい、と
    ほとんどの人が思っています。

     

    人のため、と言いますが・・・
    本当のところは
    役に立てる喜びを感じたい、
    結局は自分のため。

     

    コーチングに出会ってから

     

    私はどんな選択をするときにも
    自分のためだと気づきました。

     

    そして、
    自分以外の誰かのため、と考えたとき
    そこに「自分の尺度の正解」を
    押し付けていないだろうか?
    と自分に問うようになりました。

     

    コーチは「させよう」とはせず、
    何をして、何をしないかを
    自分で決めるよう促します。

     

    多くの人が
    自分のうまくいった経験や
    知識、情報を良かれと思って話し、
    やればいいよ、と勧めます。

     

    「させよう」としている。

     

    けれど、
    求めない限りは
    どんな素晴らしい成功事例も
    真似てやろうとはしないもの。

     

    「せっかく教えてあげたのに」
    「なんで言ったとおりにしないの」

     

    そんなこと言われても・・・
    自分ごとだと思えないから仕方ないですよね。

     

    人は「したいことしかしない」のです。

     

     

    もし目の前の人を助けたかったら・・・
    まずは、その人の声をきちんと聴くこと。

     

    本当は何を求めているのかが聴こえてきたら、
    受け止めて、
    確認。

     

    これだけでも、
    その人は自分で考え始めます。

     

    みんな幸せになりたいですから、
    あえぎながらもより良い選択を自らします。
    何が幸せなのか、どういうものなのかは
    本人しかわからない。

     

    だから、求められてもいないのに
    こちらの答を差し出す必要はないですね。

     

    人生は誰も肩代わりしてくれないから
    自分の答は自分で出す。

     

    納得のいく、より良い人生を創る鉄則です。

     

    ★今日のCoaching Question★

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    Q.「させよう」としていませんか?

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    感想・気づきをコメントでお寄せください。
    お声をいただけたら嬉しいです♪

     

    追伸:

    中学、高校と
    私は勉強が得意ではなくて
    みんなと楽しく遊ぶ方が好き。
    家に帰るとすぐに着替えて、
    自転車二人乗りしてみんなでボーリング
    (あぁ、なつかしいアナログな時代・・・笑)

     

    両親からは一度も
    「勉強しなさい」と言われたことがありませんでした。

     

    ただ、
    一度だけ
    母がつぶやいたことがあります。

     

    「信じるしかないもんね」

     

    ドキッ!
    ・・・・母は何を信じているんだろう???

     

    考えてみた。

     

    あ!きっとやるべきこと(このときはきっと勉強)を
    自分の責任でやるだろうと信じているんだ。

     

    と、私なりに答を出したら

     

    勉強しないではいられなくなった(笑)

     

    「勉強しなさい」と言われていたら
    させられる、と思って
    跳ね返したと思います。

     

    けれど、静かに
    「信じている」と言われたら

     

    「やらないと期待を裏切ったらマズい」と
    焦りに似た気持ちが起きたわけです。

     

    「やれと言われたから・・・」を理由にすると
    うまくいかない結果で終わると言い訳がたちますよね。
    それじゃあ、つまらない。

     

    「させられ」の不平不満の人生を歩きたくない。

     

    人に「させよう」とか
    人から「させられた」は、なしにして、
    自分が「する」を決めるところにいたいものです。

     

    良いことも良くないと思えることも
    すべて自分しだい。
    選択して責任を負うこと、
    それが「自由」。

     

    すべてを自分で選んでいけば
    納得のいく人生です!

     

    2022/11/09 | Posted in
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